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セミナー開催/リジェネラティブ農法の可能性とみどりの食料システム戦略の未来を考える

9月 7, 2021

これからの中山間地の未来や農業の多様化、里山の価値など、一緒に考えていけるようなセミナーを企画しました。
ぜひ、ご興味ある方はご参加ください。

里山/リジェネラティブ/有機農業/動物/畜養

1.「みどりの食料システム戦略」について
農林水産省が有機農業を日本の農地の25%、100万haとぶちあげました。これに先立ち、菅首相はカーボンニュートラルを宣言しました。地球レベルの気候危機、生物絶滅危機は深刻になっており、カーボンニュートラルも有機農業の推進も世界の趨勢で、日本だけが抗うことはできないことを意味します。しかし、「みどりの食料システム戦略」にはいくつかの懸案があり、農水省主導の有機農業推進では欧米のような有機農業推進はとても期待できないと考えます。
・海外で禁止されつつある危険な農薬(グリフォサート、ネオニコチノイドなど)の禁止時期が明示されていない
・家畜福祉(アニマルウエルフェア)に配慮しない工場畜産の規制が明示されていない
・これまで有機農業を推進してきた有機農業者や民間の有機農業団体の意見を聞くことも、現場調査も極めて不十分
・有機農法の学問的基礎、アグロエコロジーを国連が推奨する時代になりましたが、「みどりの食料システム戦略」が一言も出てこない。
・「みどりの食料システム戦略」は基本、産業政策としての有機農業を推進しようとしています。しかし、有機農業の価値は、教育、生涯健康、自然とのふれあい、生物保全、国土保全など多岐に渡るのです。有機農業推進法制定に尽力されたツルネンマルティ参議院議員(当時)は常々「有機農業は国の宝」とおっしゃっていましたが、農水省は過去に有機農業を満足に推進できなかったように、この計画では宝をわずかしか活かしきれないでしょう。

2.リジェネラティブ農法の紹介と実践
縁があって、福島県会津地域の山あいに住んでいます。まわりは耕作放棄地だらけで、耕作放棄地解消に豚と鶏の放牧を始めました。リジェネラティブ(環境再生型)農法を参考にしています。リジェネラティブ農法は、欧米で始まった進化した有機農法で、不耕起の畑作や野菜作(no dig vegetables)、農場全体のデザイン、マニュアル化された放牧方法などから構成されます。菌ちゃん先生こと、吉田俊道さんの野菜栽培とno dig vegetablesをミックスした方法を試してみましたので、紹介します。

3.中山間地農業の未来
中山間地は、国土や生物の保全、獣害防止の最前線として、人が住み続ける必要があります。人が住み続けるには、中山地の農業、林業、その周辺産業で生計を立て、これまでの歴史文化伝統を発展させるなどが必要ですが、「みどりの食料システム戦略」にはそもそも農村振興の視点も欠けています。ところで、アメリカのドキュメンタリー映画「ビッグリトルファーム」では理想を目指した80haの農場を実現しましたが、中山間地で理想の農場、理想の地域を目指すにはどうしたらいいでしょうか?理想を目指した未来ビジョンを共有することは可能か、一緒に考えましょう。

講師
長谷川 浩 氏
名古屋大学農学研究科卒業、国の研究所で有機農業等の研究に 24 年 間従事、その間カリフォルニア大学デービス校で 2 年間客員研究員、日本有機農 業学会元事務局長・副会長を歴任。現在、福島県有機農業ネットワークおよび縮 小社会研究会理事、自産自消実践家。

日時
’21年9月27日(月)
19:30~21:30
オンラインZOOM

参加費
ゆうきハートネット会員1000円
一般1500円
下記よりチケットをお買い求めください。

https://yukinet.base.shop/

別途URLを送付いたします。

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