Sunpo日和 有機子育て

静岡でのまなび<part.1>

1月 22, 2019

「〇〇ぶる」ことをやめようと今年のはじまりに決めました。

もう誰かのために見栄を張ったり本心を偽ったり、そんなことをするのがアホらしくなってしまった。

そんな矢先の静岡旅行。

最初は関西方面への旅を計画していましたが、なかなか調整できず断念。

急遽どうしてもひとりの友人に会いたくなって、そう思ったら最後、あっという間に旅の段取りがスムーズに進みはじめました。時々起こるこういう現象を「よばれる旅」と私たち夫婦は言います。笑

会って話を聞きたくなったその友人は昨年、オルタナティブスクールである「静岡あたらしい学校」を開校しました。

この目で見てみたかったその学校。

そこにはまさに「〇〇ぶる」必要のない世界がありました。

子どもは「いい子ぶる」ことをせず、大人は「先生ぶる」ことをしない。

子どもたちは自分たちの要求を素直に訴え、それを大人がありのまま受け入れます。

なんという美しい世界!

なんという素敵な小さな人たち!

 

この頃、とにかく私は毎日イライラしていました。

多くは長男に対して、いやほぼ長男だな、彼へ感じる憤りが湧きだしたら止まらない。

日々の暮らしに埋没して彼に求める理想や要求がどんどん積もって大きくなっていることを自分でも分かっていました。

それでもその怒りにも似たような感情が止められず、なのにどこかで「本当はこの子を丸ごと受け入れてあげたい」と思うジレンマで傷ついて。

いい母親ぶるのにも疲れてしまった、というかんじです。

 

でもこのあたらしく広がった世界に4日間身を置き、なんにも悩むことなんてないんだと心の靄がすっきりと取り払われた今の自分。

勝手に大人がルールや規律をつくりあげて、それを守れるか守れないか、できたできないをジャッジしていた日々がばかばかしくなりました。まさに木を見て森を見ず。

できるか、できないか、じゃなくって、やりたいのかやりたくないのか。しかもそれは自らの心から湧き出た情熱なのか。

考えるのは「できるかどうか」ではなくて「どうやるか」。ジャッジではなく対話が私たち親子に一番必要なものだと気がつきました。

子どもの未来、というスケールで眺めることができたなら、見つめるものはいたってシンプルなのだなぁ。

子どもたちにチャンスや環境をつくってあげること。

そして彼らがやりたいことを全力で応援すること。

親にできることなんてそんなにないもので、あんまり出しゃばってはダメだな、と反省です。

「対話する」ことの大切さに気が付くことができた今回の旅、大収穫です。

さっそく家族会議、はじめます!

パート2は「あたらしい学校」の潜入レポート、日々の授業など。そして「こどもてつがく」という新しく学んだフィールドについて。頭と心がまとまったら言語化しようと思います。

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